【戒名】人が亡くなった際、葬儀の時に戒名や法名が授けられる場合がありますよね。 戒名とは、人が亡くなった時に与えられるもの・・ではなく、本来は生前に授かるものであり、仏門に入門・・つまり出家した時に、師から授かるものなのです。 【スポンサード リンク】
● 宗派により名称が異なる戒名宗派によって名称が少し異なり、日蓮宗では「法号」、浄土真宗では「法名」と言います。 しかし、一般的には亡くなってから与えられるものと言う風に根付いている為か、生前に戒名を授かる事を『生前戒名』と呼ぶ事が多いです。 賛否両論はあるものの、今も戒名は使われ続けている戒名の歴史仏教そのものは、二千年以上前に存在しています。 誕生から五百年後、インドから中国へと仏教は伝わりました。 当時の中国では、自分の名前を他人に知られる事を好まれていませんでした。 その為、実名とは別に『字(あざな)』を用いる習慣が存在しました。 この字(あざな)こそが戒名の起源です。有名な三蔵法師も、玄奘三蔵と言う名を、出家する際に授かっていたのでした。 ここから、戒名とは生きている人間が出家する際に授かるもの、と定められたのです。 仏教と共に日本へと伝わったのは、五三八年の事でした。 東大寺を建て仏教を信仰した聖武天皇が戒名を授かったのが、日本で最初の戒名と言う説があります。 亡くなった人に戒名を授ける習慣は、室町時代に入った頃にある僧侶が考えついたものであり、それは信仰云々ではなく金銭的な目的だったと言います。 戒名のランク人間とは、皆平等であり上下の無い存在。それにも関わらず、ランクが存在すると言うのも妙な話ですが、戒名にはランクが存在しています。戒名〜などと言うように、戒名の後にランクに応じた名前が付けられます。ランクに応じて戒名料にも大きく差が生じ、また宗派によって異なってきます。通常では、一番低いランクで15〜30万、最も高いランクでは数百万と言った巨額のお金が必要とされます。 戒名のランクで人や家柄が問われる訳では無い為か、一般家庭の戒名は一番下のランクを選ぶ事が多くなっています。 差別戒名以前からも問題になっている問題に、差別戒名が挙げられます。差別戒名とは、その名の通り戒名された名前に差別用語が入っている事を言います。例を挙げますと、『畜』や『似』そして『僕』など一見問題無さそうに思える単語が問題なのです。『畜』は動物を表し『似』は人間に似ていると言う意味を表しており、どちらの字も人間ではないと言う見方がされます。『僕』は人間のしもべ(僕)と解釈されてしまいます。この様に、差別的な言葉を付けられた人は(特に戦時中に亡くなった人)大勢存在しており、人権的に大きな問題となっています。亡くなった人間に対して、何故そこまで人格を貶す必要があるのか疑問に思わされます。 生前戒名とは呼んで字の通り、生前に戒名を授かる事を意味します。 本来は戒名で正しいのですが、亡くなってから授かるイメージが強い為か『生前』と付けられる事が多いです。 熱心な仏教信者じゃなくても、高額な戒名料を遺族に払わせなくて済むと言う点から、生前戒名を授かる人も出てきています。 注意点として、決まったお寺があるのに他の寺から生前戒名を授かると後々トラブルに発展する恐れがあります。 戒名を受け付けて貰えなかったり、高い金額を請求される事があるのです。 事前に了承を得るなど、戒名を行う前に様々な対応が必要です。 戒名は絶対に必要なのか仏教徒である以上は必ず必要になってきます、他の宗教の方は別です。 しかし、いずれの場合にしても寺にある墓地に埋葬する際、故人に仏門に入り戒名を授ける事で埋葬を許可しています。 つまり、寺に埋葬を行うかぎり、必ず戒名は必要とされてくるのです。 【スポンサード リンク】 |