母体となる貝によって作られる真珠は異なる為、真珠は様々な種類が存在します。代表的な真珠は、次の通りになります。
日本で最も一般的な真珠、名前で分かる通り母貝は阿古屋貝。カラーは白・ピンク・クリームが存在し、淡く美しい色合いが特徴。
希少性が高い黒蝶貝を母貝とした真珠、タヒチや沖縄で養殖されています。名前の通り、カラーは美しい黒が多く他にも銀や茶と言ったものも。
オーストラリアやインドネシアと言った南洋で養殖される、大粒の物が多く真珠では最大クラス。カラーはゴールド・青味がかった白。
真珠で最も美しいとされる種類、香港やインドネシアで養殖されています。カラーは白やピンクなど、美しい虹色を放つものも存在します。
琵琶湖など、カラス貝と言った淡水生の貝が母貝となる真珠。1つの貝から複数採取が可能、比較的低価格でかつバリエーションも豊富な為に人気が高くなってきています。
真珠は普通の宝石と異なって貝から採取される、言わば生体鉱物と言えます。球体は清純でかつ無垢な美しい輝きを放ち、日本女性だけでなく世界中の人に愛される存在です。古代において、丸くて輝きを放つものは宝として珍重され、ギリシアでは「光の子」とされていました。
ネックレスやイヤリング、指輪など様々な装飾品に用いられて女性を引き立てます。
貝が作る、と言っても具体的にどう作るか分かりませんよね。最初から貝に真珠がある訳ではありません、まず異物が体内へと入る必要があります。その異物から体を守る為に、異物カルシウムの結晶がタンパク質によって接合された真珠質で包み込んで、それが多層化したものが真珠なのです。光沢が異なるのは、タンパク質に含まれる色素が関係しています。
養殖ものも、人の手を使っているだけで手順は同じ事をおこなっていますので、真珠そのものに違いはないと考えられます。また、成分的に見ると貝殻と全く同じ成分であり、真珠=貝殻とも言えるのです。
天然真珠の歴史は非常に古く、ヨーロッパでは紀元前頃から装飾品として身に付けられていました。日本においても、その美しさを讃えて古事記や万葉集などで登場する事から、歴史が古い事が分かります。
崇拝物や権威を示すものとして珍重されてきましたが、真珠を生み出す貝の数が大幅に減少して言ったのです。
やがて貝の減少と共に多くの天然真珠が姿を消してしまい、日本では苦労に苦労を重ね、1893年に初めて阿古屋貝真珠の養殖に成功したのでした。
美女と名高いクレオパトラや楊貴妃は、美容の為に酢で真珠を溶かして飲んでいたと言うのは有名です。しかし、真珠自体の栄養と言うよりも、酢の成分が美容に効果が発揮されたのではないかと考えられています。タンパク質や高ミネラルが真珠には含まれますので、体には良いとされており風邪薬や解熱剤として現在でも使用されています。
美容目的と言うよりも、真珠を飲むと言う行為で「自分が如何に裕福か」と言うのを他者へアピールする為、と言う説が有力です。実際、クレオパトラは宴の時に自分が身に付けていた大きな真珠をワインで溶かし、宴に来ていた人達を大変驚かせたと言います。
当時では、真珠は非常に貴重でかつ高価であり、大きければ大きい程価値は上がります。今の価格に直すと1億以上にもなるのだとか・・。それを飲んでしまったのですから、周りの人が驚くのも納得ですね。
真珠の中で最高品質を誇る真珠の略称。巻きや光沢・形・色・傷など全てにおいて他の真珠を凌駕した品質を持ちます。
公の定義は存在せず、年に2度ある花珠入札会に出品出来る物が主に認定されていました。今では、そんな高品質の物が少なくなった為か、基準は大分甘くなったと言います。
それでも、通常の真珠に比べれば高品質で非常に高価。小さいサイズでも、余裕で数十万するケースがザラです。
酸や湿気、汗に非常に弱い性質を持っており、耐久性も強いとは言えません。お化粧にも弱いので、化粧をし終えてから装着する様にして下さい。
汚れてしまったら水ですぐに洗い、柔らかい布で優しく水気を拭き取りましょう。仮に汚れていなくても、ホコリだけでも良くないので必ず使用後は拭き取る習慣を付けてください。
保管する際には、光が当たらない場所で他の装飾品とぶつからない様に充分気をつけましょう。